こんにちは。あおです(^^)
我が家の息子は現在中2。
小4で不登校になり小学校後半は完全不登校でしたが、中1からは笑顔でフリースクールに通えるまで回復しました。
最近は、勉強も楽しそうに取り組むようになりました。
本日も、そんな息子の不登校の経験談を書いていこうと思います。
前回の記事では、不登校になる前の息子はどんな子だったのか、
不登校前にどんな前兆があったのかについて書きました。
今回は、その続き。
息子が学校に行けなくなった原因について、詳しく書いていきますね。
学校に行けなくなった原因は何だったのか

息子が学校に行けなくなった原因。
それは、担任の先生です。
5月末の出来事です。
連続して休み始める前の週、息子はクラス全員の前で担任から激しく叱責されました。
元々、何かあるごとにしょっちゅうヒステリックに怒る先生だったそうです。
さっきまでニコニコしていたのに、「え?そんなことで?」と思うようなことで、突然キレて怒鳴る。
それに加え、えこひいきがひどかったらしい。
お気に入りの子にはニコニコすごく優しく接するのに対し、嫌いな子には冷たく厳しく当たる。
お気に入りの子と同じことをしても、お気に入りの子は優しく許してもらえてるのに、嫌われている子は許してもらえない。
まだ4月にも関わらず、同じクラスの子何人かからもそのような話を聞いており、息子もそのような毎日にビクビクして過ごしていたようです。
そのころから急に、頭痛が頻発するようになりました。
そんな恐怖と隣合わせの状態で何とか頑張っていたところでの、事件。
それが引き金になり、それまでなんとか頑張って保ってきた息子の心の糸が、プツンっと切れてしまったのでした。
何があったの?

ある日の授業中。
当時小4だった息子が、椅子の前脚を浮かして斜めにしたらしいのです。
それに対して、担任が注意をしました。
しばらくして、息子はもう一度浮かしてしてしまいました。
それに対して、担任がブチギレ。
当時、息子はクラスの一番前の席だったこともあり、クラス全員から見られる中、立たされ、先生にヒステリックに怒鳴られました。
それでも怒りの収まらない担任は、息子の椅子を手に取り、黒板の方向に思いっきり投げたらしいのです。
息子は「もうしません。」と謝りました。
担任は「今授業中です。(椅子は)勝手に取れば?」と冷たく当たっていたそうです。
一部始終を見ていたクラスの友達が、家でお母さんに
「〇〇くん(息子)、そんな悪いことしたわけじゃないのに先生がめちゃくちゃ怒って。
あの怒られ方は本当に可哀そうだったし、見てるだけでもすごく怖かった。」
と話していたそうです。
息子が本格的に休み始めてしばらくたった頃に、
「もしかしてあの事件が原因になったのでは?」
と心配した友達のお母さんが、わざわざ私に連絡をくれて、発覚しました。
でもその時点で息子は、その件について口にはしませんでした。
ショックが大きく、言えなかったようです。
実際に息子がそのことを自分の口から話せたのは、数か月後のことでした。
それだけで終わらなかった

そこまでで終わりかと思いきや。
ヒステリックに怒鳴り、椅子を投げた後。
担任がクラス全員に向かって、「二度あることはー?」と声がけをしたらしく。
その状況で担任にそう振られたら、子どもたちは反射的に言いますよね?
約30人で「三度ある!」と。
中には、言わなかった子もいたようでしたが、言った子どもたちも悪くはありません。
教師という立場で、椅子を斜めにした9歳の子に対して、自分の不機嫌とイライラをぶつけて、感情爆発させて怒鳴り、暴力的な行動をしたあげく、ただでさえ辛さの限界まで追い込まれている子どもに、クラスのほぼ全員に「二度あることは三度ある」と言わせ、さらに追い詰める。
教師がいじめの仕方を教えているようなものです。
これが、子どもを育てる立場の人間のやることでしょうか?
普段からのえこひいきにしても、子どもたちに対していじめに等しいことをしていたと思います。
(長くなってしまうので、えこひいきの詳細については書きませんが、他にも先生が原因で体調不良が現れていた子がいました。)
教師なら何をしても許されるのか?

もし子どもが、友達を追い詰めるような意地悪を言ったり、暴言や暴力的なことをしたら、
「それは間違っている!」「謝りなさい!」と叱られますよね。
でもどうして、教師が子どもを恐怖で支配し、追い詰めるようなことをしても咎められないのか。
許されるのか。
椅子を斜めにして、揺らす。
それにより、音が出たり後ろの子の机に当たったりするかもしれません。
確かに、注意をされることかもしれません。
でも、9歳の男の子です。
ましてや、ADHD傾向のある子だと、無意識に手足が動いてしまうこともあります。
じっとしているのがしんどくて、少し体を動かしてしまうこともあります。
(本人の我慢や精神論でどうにかなるものではありません。)
うちの息子は、そんなに怒鳴られ、椅子を投げられ、クラス全員から悲しい責められ方をされる程のことをしたのでしょうか?
(もう一度言いますが、クラスの子達は担任から誘導されて言っただけなので、悪くありません!)
もし仮に、ひどいことをし、誰かを怪我させた、傷つけてしまった子がいたとして。
じゃあ、そんな子なら恐怖で支配して言葉で追い詰めて、先生がその子へのいじめを誘導してもいいんでしょうか?
そんな指導は間違っていますよね。
教師は、立場の弱い子どもに対してなら何をやってもいいのか?
「教育です」の一言で終わらせていいのか?
今、このブログを書きながらも、悔しくてたまりません。
息子が送るはずだった小学校生活、中学校生活、友達との思い出、全部返して欲しい。
卒業式も出れなかった。
卒業アルバムも息子の写真は空欄です。
この4年間、暗いトンネルの中で様々な感情や出来事と葛藤し、乗り越えてきました。
どれだけ悔しくても過去は変えられない。
もう今の状況で、今できる中で、前向きに私達家族なりの幸せを掴みにいくしかない。
そうやって、私自身、息子自身、それぞれが自分で納得できる選択をしてきて、今があります。
学校へ行かない選択をしたこと、
卒業式&卒アルに参加しなかったこと、
中学校は行かずにフリースクールへ通う選択をしたこと、
すべて、私達家族にとってはその時点での【最幸】の選択でした。
今も置かれた状況の中で、我が家なりの幸せを見つけながら過ごしています。
でもそれは、この4年間の壮絶な葛藤と苦しみがあったから。
一度は、息子の命がなくなるかもしれないというどん底を経験したからこそわかる、「今あるもの」のありがたさ。
頑張って生きていてくれてありがとう。
今日も笑っていてくれてありがとう。
書きながら涙が出てきたので、今日はこのあたりで。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、学校に行けなくなった原因となった事件についてのお話でした。
今回の話は、あくまでも「息子の当時の担任」についてのことです。
小学校にはたくさんの素晴らしい先生方もいます。
この後担任になってくれた先生方は、息子の心に寄り添ってくれる、とても愛情深い先生方でした。
先生により人生を変えられてしまったのも事実ですが、その後出会った先生方に救われたのも事実。
先生方も日々多忙な中で、子どもたちに向き合おうと努力されていることも理解しています。
そのうえで、今回は『こんなことがあった』という一例として書かせていただきました。
今でも悔しいですが、過去は変えられません。
でも、そこからどう向き合って生きていくかは、私たちの選択で変えていける。
もし選択に迷ったら、誰かにとっての「普通」や「正しさ」よりも、
今の状態の我が子が、
「笑顔になるのはどっちか?」
「安心して過ごせるのはどっちか?」
で、考えてみて下さい。
では、また次回お会いしましょう!あおでした!
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