我が家の不登校経験談⑨〜ADHD診断後に療育が見つからない!高学年・不登校のリアル〜

ADHD


こんにちは!とらすけです🐯

我が家の息子は小4で学校へ行けなくなり、小6まで完全不登校
中1からフリースクールに通い始め、
中2になった現在も笑顔でフリースクール継続中。

今は自ら勉強をするまでに回復しました。 
 勉強に関する過去記事はコチラ👉️「不登校〜勉強の遅れはどうする?〜」



前回の記事では、
メンタルクリニックを受診し、発達検査を経てADHDの診断が出たところまでを書きました。

今回は、
【診断後の対応を模索し始めた時のこと】を書いていきたいと思います。

「療育を受けて、困りごとが改善できるといいなぁ」と思いながら療育施設を探し始めた私。

しかし、現実はそんなに甘くはありませんでした。

今回も、不登校で悩んでいる方の参考になったら嬉しいです。

ADHDと診断された後に待っていた現実

前回の記事では、メンタルクリニックを受診し、発達検査を経てADHDの診断が出たところまでを書きました。

診断されたのはいいけど、その後どうしたらいいの?

先生からは、今後できる対応として次のような説明を受けました。

・薬でコントロールしていく
・療育を受けてトレーニングしていく

うちの息子の場合は、このような方法があると。

ただ息子は、ADHDと言っても多動はあまりなく、それ以外の困り事が目立つタイプ。

困りごとの内容も踏まえて、服薬はせず、療育で苦手な部分をトレーニングしていく方向を選びました。

療育はクリニックでは受けられなかった

しかしそのクリニックでは、薬物治療は対応できるものの、療育は行っていないとのことでした。

「療育をやっている病院もあるので、通いやすい場所で探してみてください。」と先生から言われました。

見つからない療育先

まずはネット検索から

早速、「療育」「ADHD」「〇〇市(居住地)」などのワードで検索。

でも、「療育をやっています」と明記された病院はなかなか見つかりません

民間の療育施設はたくさん出てきましたが、病院の情報はほとんどヒットせず…。

市役所の相談窓口へ

自分でネット検索もいいけど、こういうのは行政の人のほうが詳しいはず!

そう思い、市役所の教育相談や発達相談の担当窓口に行って、情報を集めてみることにしました。

そこでは、病院ではないけれど、療育をしてくれる施設一覧のようなリストをもらいました。

ところが…

市の施設も民間施設も、就学前の小さな子向けの所ばかり

小学生が対象に入っていても、未就学児〜低学年向けの所が中心。

息子のような、小学校高学年から療育を始める子が対象の施設は見つかりませんでした。

放課後等デイサービスなら対象年齢だけど…

「放課後等デイサービス」であれば、小学校高学年の子も対象。
放課後の時間だけでも行けたら…と、市からもらったリストを元に条件に合う施設を調べてみました。

けれども、息子本人は自分がADHDとは知らない状態。

「なんで行かないといけないの?」という疑問が当然湧きます。

不安定な心の状態で説明して納得してもらうのは難しく、無理に連れて行くことはできないと判断。

本来の目的からもズレてしまうし、現実的に通わせるのは難しいと感じました。

現実的に通える療育施設はなかった

色々調べて分かってきたことは、

小学校高学年頃になってから診断された子や、グレーゾーンの子には、療育の選択肢が非常に少ない!

と言うこと。

学校に通えていれば「通級指導教室(通級)」という選択もあります。

でも…

学校に通うこと自体が怖い子が、通級に通えるはずもありません。

学校に行けない高学年の子が通える療育施設は、現実的にはほとんどありませんでした。

民間施設じゃなくて、病院はないの!?

病院の情報が欲しい!

ここまで、市からもらったリストを元に調べてきたのですが、そのリストには、病院が載っていませんでした

「療育施設以外に、病院はありませんか?他の市でも構いません。
 小学校高学年の子でも療育が受けられる場所はないでしょうか?」

ダメ元で窓口の方に聞いてみたところ、「私もわからないのですが…調べてみます!」と、快く対応してくださり、通えるかもしれない病院を2か所教えてもらいました

予約は数ヶ月待ち。でも進むしかない。

早速、教えてもらった2つの病院に問い合わせをしてみました。

どちらの病院も診察は可能だけれど、初診予約は数ヶ月待ちとのこと。

メンタルクリニックの予約からすでに3ヶ月近くが経過。
ここからさらに数ヶ月…。

発達検査も療育も、何でこんなにもハードルが高いの!?
うち以外にも、悩んでる親子、少しでも早く対応が必要な親子いるはずなのに…

思うことはたくさんありましたが、少ない選択肢の中で、今できることをするしかありません。

たまたまそのうちの1つが、友達の子どもが通っている病院だと分かり、安心感もあったため、そちらに予約。

数ヶ月後の受診を待つことになりました。

まとめ

ADHDの診断が出た後、すぐに支援が始められると思っていた私。
でも、実際には年齢の壁が大きく、思うようには進みませんでした。

「療育を受けさせてあげたいのに、通える場所がない」
「行かせたい気持ちはあるのに、本人の気持ちがついてこない」

そんな葛藤に、何度も立ち止まりました。

でも、調べたり、相談したり、小さな一歩を重ねたことで、少しずつ道は開けてきました。

今、同じように悩んでいる方がいたら、
「選択肢が少ないのは、あなたやお子さんのせいではない」と伝えたいです。

焦らず、でも諦めず、できることから少しずつ。
遠回りでも、その歩みが必ず前に進む力になります。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた!とらすけでした🐯

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