不登校〜勉強の遅れはどうする?〜

不登校

こんにちは!とらすけ🐯です!

我が家の息子は小4で学校へ行けなくなり、小6まで完全不登校
中1からフリースクールに通い始め、
中2になった現在も笑顔でフリースクール継続中。

今は自ら勉強をするまでに回復しました。 


不登校になると、親が特に心配になるのが「勉強」ではないでしょうか?


でも、勉強はあとで取り戻せると思っています。
子どもにはその力がある。

ただ、その力を活かすかどうかは、親の意識次第だとも思っています。

勉強の遅れは取り戻せるか?

不登校の子どもの親が特に心配するのが、「勉強」だと思います。 私もそうでした。

・他の子は毎日学校で学んでいるのに、うちの子はゲームばかり…
・家で勉強させようにも、親が教える必要がある。
・そもそもやろうとしない。
・高校に行けなかったら?将来仕事に就けなくなったら?


悪い方向へ想像すると、どこまでも不安が膨らんでしまいますよね。

でも、正直な所、

勉強はあとで何とでもなります
たとえ遅れても、後から追いつくことは可能です。


ただし!!!

「本人が、自分の意思で『やろう!』と思う段階に進んだら」です。

じゃあ、そのスイッチはどうやって入るの?
「それがわからないから困ってるんです!」 …その気持ち、痛いほどわかります。

私も最初は、「せめて勉強だけでも」と必死でした。
でも、当時の息子は勉強どころか、生きているのも辛い状態でした
そんな状態で無理にやらせても、うまくいくはずがなかったのです。

まずは「心の回復」が最優先

「馬を水飲み場に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。」

これは不登校の対応でよく言われる言葉ですが、本当にその通り。
いくら勉強のために環境、教材、良い声がけを揃えても、
本人の意志なしに、勉強をさせることはできません。
(形だけ机に座らせることはできますが。)

不登校の子どもにとっては、
「学校へ行く」「勉強する」「外出する」など、
親が当たり前だと思うことであっても、
大人が想像する以上に大変な負担になっています。

心が傷つき、エネルギーが漏れ続けている状態では、
いくら環境を整えても、良い言葉をかけても、何もできません。

まずは

その傷を癒すこと
・エネルギーを回復させてあげること

が最優先。

傷が癒え、エネルギーが回復してきたら、子どもは自然と動き出します

勉強は回復の最終段階です

実際に、不登校経験者のブログやSNSを見ても、 
心が回復した後に勉強を始める子が多いです。

「あなたのお子さんも、きっと大丈夫!」です。

ゼロ勉だった息子の現在

不登校初期(小4)の息子は、
うつ状態で「生きるのが辛い」と言っていました。

鉛筆を見るだけ、本を開くだけで頭が痛くなり、
ミミズの這ったような字しか書けない状態でした。

それから約4年。
中1も終わろうかという今、ようやく息子らしさが戻り、
突然、高校や大学への進学を意識し始めました

小6の時に家庭教師を始めるも、一度は挫折。
その後、先生を変えたり、勉強の負担を減らしたりすることで、
また少しずつ取り組めるようになりました。

小6で足し算・九九・小1漢字の学び直しからのスタートでしたが、
今は中1の数学に挑戦中

家庭教師の先生にも協力していただき、勉強の負荷はとにかく少なく。
正直、「私はなぜ小6の息子が九九と小1の漢字をやるために、
こんなに高額な月謝を払っているのだろう…」と何度も虚しくなりました。

でも、エネルギーが不足している子に
負荷をかけすぎるとどうなるかは、もうこの4年で学びました。
虚しいけど、先生と授業ができているだけで花マルです。

そのような流れで、中1の間は、
家庭教師の先生から出してもらったほんの少しの宿題をこなすだけでした。

そんな息子が、中1の2月に突然、猛勉強を始めたのです。

自分に合った参考書を調べて買ってみたり、英単語を猛スピードで暗記したり。
「同級生に追いつきたい!」と、自分の意思で勉強を進めています

フリースクールも現在週1回通っていますが、
個別指導がついているもっと勉強中心のスクールに変えたいと、
自分で候補を探し、最近見学にも行き始めました。

もちろん、この先また停滞することもあるかもしれません。
でも、4年前に「生きるのが辛い」と言っていた息子が

  • 毎日笑っている
  • 図書館で自主的に勉強している
  • 思春期なのに母と会話をしてくれる

この変化は、本当に大きな前進です。

不登校の回復は「波」のようなもの

不登校は、一直線に良くなるわけではありません

  • 良くなったかと思ったら、また落ち込む。
  • 進んだと思ったら、また戻る。

でも、長い目で見れば、確実に前に進んでいます

母親としては不安ですが、子どもは自分で前に進む力を持っています
私たちができるのは、「ヘルプを求められたときにサポートすること」

それまでは、焦らずに子どもを信じて見守ってあげましょう。
(この「子どもを信じる」がなかなかできず、苦しい気持ちも痛いほどわかりますよ!!)

母の心の余白が必要

子どもを支えるには、まず母親自身の体と心が元気であることが大事。

不安を抱え込まず、誰かに話して吐き出してください。

  • ママ友
  • スクールカウンセラー
  • 市の子育て相談
  • 不登校の親の会

特におすすめなのが「不登校の親の会」

同じ経験をした親たちが集まる場所なので、安心して不安を吐き出せるし、共感し合えるので、安心感につながります。
ネットやSNSで検索してみてください。近くで、お話会を開催しているところがあるかもしれません。
近くになくても、今の時代はオンラインで繋がれる場所もあるかと思います。
同じように悩んでいる人のSNSでコメントのやりとりをするだけでも、少し楽になることもあります。

ただし、注意してほしいのはスクールカウンセラー。

不登校の子の心理についてよく理解されているカウンセラーなら安心なのですが…
不登校の本質を理解していないカウンセラーの場合、子どもの心よりも「学校に戻すこと」を優先することがあります。
そうすると親がカウンセラーの影響を受けて、子どもに無意識にプレッシャーをかけてしまうことも!

「このアドバイス、何か違和感があるな。うちの子には合わないかも?」と思ったら、相談先を変えるのも大切です。

まとめ

1. 不登校で特に不安なのは勉強の遅れ
・不登校になると「勉強の遅れ」が心配になるのは当然のこと。
・でも、勉強はあとから取り戻せる。
・重要なのは、子どもが「やろう!」と思える状態まで心を回復させること

2. 子どもが勉強を始めるには?
・無理にやらせてはダメ。
・まずは「心の傷を治す」ことが最優先。
エネルギーが回復すれば、自然と勉強するようになる

3. 息子の回復と勉強への意欲
・不登校初期(小4)は、完全にうつ状態だった。
・数年間の回復期間を経て、中1になった今、勉強への意欲が芽生えた。
・現在は家庭教師を活用し、遅れを取り戻そうと前進中。

4. 不登校の回復は右肩上がりではない
・一進一退を繰り返しながら成長する。
子どもには「自分で進む力」がある

5. 母の心の余白が大切
・母親が元気でいることが最優先。
不安は誰かに話して発散する
・「不登校の親の会」が特におすすめ。

子どもが安心して成長できるように、まずは心の回復を優先しましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではまた!とらすけ🐯でした(^o^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました